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2013年3月 9日 (土)

リロ闘病記 あとがき (悪性リンパ腫)

ここ数日、急に春めいてきましたねcherryblossom
しかしながら、重度の花粉症持ちの私にはかなり辛い!昨夜は一晩で、ティッシュペーパー、一箱使い果たしました。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



さて、リロが亡くなって、約一週間の月日が経ちました。
丸10年付き添い続けた母は、リロの最期の時間が余りに愛しく、そして代わってやれないもどかしさ、元気な時にもっともっと可愛がってやれたら良かった…など複雑な想いに駆られ、亡くなって間もなく、胃痛と嘔吐で寝込んでしまいました。

私はその夜、明け方までリロとお通夜をし、翌日の2日、父と弟の3人で近くの動物霊園にて葬儀を済ませてきました。

本来ならば家族みんなで葬儀に参列したかったのですが、リロの亡骸が余りにも安らかで美しく、あまり長いこと一緒にいると未練が残りそうで、母の了解のもと、3人での葬儀となりました。

今はリロの骨が自宅に戻り、四十九日辺りに霊園の納骨堂に納める予定となっています。

その後はお世話になった先生方への御礼の品の買い物、そして御礼のご挨拶。葬儀が終わってもまだすべきことの残っていた私は、リロのいなくなった悲しみを感じるより、母の代わりにしっかりしなくては…との思いが強く、暫くは淡々とすべきことをこなしていました。

でも全ての予定が終わるとガタガタと崩れ落ちるように、神経性の急性胃腸炎になり、母を追うように寝込んでしまい… (;´д`)

それももう今はほぼ復活。
リロの闘病部屋になっていた私の寝室の大掃除、リロが遊んでいた玩具の数々の撤去、そしてこの1ヶ月半後回しになっていたタムの部屋の大掃除やシャンプーなどを行い、普通の生活を取り戻しつつあります。


それでも、どこかにポッカリと空いてしまったような心の空虚感は埋められず、悲しみの涙も、他愛ない笑顔も失ってしまったかのような毎日を過ごしています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

リロが病気になってブログを書き始めたのは、最初、その事実が余りにもショックで一人で抱えきれなかった。それだけです。

この猫と犬と石~私の癒し~catはリロとタムの記事からスタートしたブログ。
リロの一大事を載せない訳にいきませんでした。
でも書き続けているうちに、限りある命であるリロのことを最後まで書き続けよう。と言う思いに変わりました。


その理由は3つあります。

①リロの闘病生活から私自身が逃げないこと。

回復を目指す治療ならば、どんなに過酷でも辛くてもいつかは明るい兆しが見えてきます。
その希望を頼りに病と闘っていけば、きっとまた普通の当たり前の暮らしが待っています。
でも、リロは死に向かってのホスピス治療でした。
どんなに家族が一丸となって病と向き合っても、近い将来消え行く命。

どこかで目を背けたくなったり、逃げ出したくなったりしてしまうのではないか…
自分が一番よく分かっていますが、私は余り精神的に強い人間ではありません。
記事を投稿することで、一人でも読んでくださる方がいらっしゃるなら、その方のためにも自分のためにも最後まで書き続けることがリロの病から逃げないことに繋がると感じたからです。

次に

②悲しみや辛さを先伸ばしにしないこと。

リロが不治の病と知ってから、毎日の更新は出来ませんでしたが、日々ジェットコースターのように好転したり、急変し苦しみもがくリロの姿を、出来るだけリアルタイムに書くことが、自分自身の気持ちを鎮め、時に状況を客観的にみつめることができるのでは…と考えました。
後にやって来るお別れの時、整理できていない自分の感情の渦に巻き込まれて、私自身を見失わいないためにも、刻一刻と変わる、容態や自分の心を出来るだけ整理し正直に書き綴りました。

①と②は自分自身を守るための方策だと思っています。

最後3つ目がブログを書き続けた一番大きなメッセージです。

③猫に限らず動物を飼っている方へ、何かヒントになることがないか…

動物を飼っていらっしゃる方なら必ず迎えなくてはならない、ペットとの別れ。
その最期を迎えるまで幾つもの決断や葛藤があります。私自身がそうでした。

事故などで急に意識不明になってしまった場合でなければ、人間なら言葉が交わせます。
どこの病院で、どの医師に、どんな治療法で、身体を治すまたは最期を迎えるかの選択を本人も交えて行うことも可能です。
どれ位痛いのか、気持ちが悪いのか、体調も言葉にして訴えることが出来ます。

でも動物は当然のことながら言葉は話せません。
日常の欲求程度なら仕草をみれば読み取ることもできますが、衰弱が進んだ病を抱えた動物の場合、それを読み取ることはほぼ不可能です。

リロが悪性リンパ腫と分かった時、ネットや本で病気のことをいろいろと調べました。
教科書的な治療方法などの情報はたくさんあり、参考にはなりましたが、いくつもある治療の選択肢について、何を選ぶことが一番良いのかという答えはどこにも載っていませんでした。


病院、治療方法、薬、ほとんどのことを獣医師とともに家族が決めなくてはならないのが、ペットと人間の一番違うところです。
後々、後悔をできるだけせず、ペットの立場に立って治療を進めるのは家族の役目だということを改めて感じ、その責任の重さを身体とこころで感じてきました。

・初めての開腹手術をする時、
・悪性リンパ腫とわかり、抗がん剤治療を受けるか否かを決める時、
・術後感染症にかかり、再手術を迫られた時、
・最期、安楽死を選ぶか、自宅で息を引き取ることを見守るかを決める時、

少なくとも、リロの場合は大きな決断だけでこれだけありました。
日々の治療方法を挙げればきりがないくらいです。
違う治療方法、また別の疾患の場合はもっともっとたくさんの決断や選択をしなければならない局面が出てくると思います。そして闘病期間が長くなる場合もあります。


決断をしたあともこれで良かったのか、と迷うことも度々ありました。
理性と感情がもつれてしまうこともありました。

リロの回復療養室に使っていたのは私の寝室で、PCは別の部屋にあり、ネットを使える環境がスマホに限られていたため、リロの看護をしながら、眠れない夜を過ごしながら、行きついたのが、病気になったペットと共に生きた家族の闘病記を綴ったブログでした。

最愛の家族であるペットが生死の境目にたつ病に侵されてしまった時、どんな心境で、病とペットと闘ってきたかを最期まで綴られたブログがたくさん存在していました。
その家族によって、治療の選択は違いますが、共通するのは、とにかく飼っている動物を愛していること。
そして、私と同じように、戸惑い、苦悩し、決断し、闘い続けきた記録でした。

沢山の方々のブログを読ませて頂いたことで、私自身も参考にさせて頂きましたし、リロと共に病と闘うパワーやエネルギーを頂いていました。

育てている環境や病気の種類によって、看護の形態も様々ですが、今後もし最愛のペットが同じような病になってしまった時、もし私のブログがどなたかの役に立つことがあれば…そんな思いも込めて書き続けていたことがこのブログの一番の真意です。

なので、読まれる方によっては、非常につらい場面や不快に思われる内容もあったかと思っています。でも正直に事実を書かなければ、このブログの意味はないと、魂を削る思いで(ちょっと大袈裟ですが;)書いた内容もあります。



もうひとつ、可愛いだけではペットは飼えないということ。
最期まで命と向き合い、ともに生きるということは想像以上に大変なことです。
私自身も安易な考えで動物を飼いはじめたひとりではあります。
それでも、一緒に生活をしていく上で家族としての愛情や絆が生まれてくることを感じ、ペットというものは長く暮らしている方が可愛いとさえ思うようになりました。

でも、同じような考え方の人達ばかりではないことも悲しいけれど事実です。
病気になって棄ててしまう人、引っ越しでおいていってしまう人、それぞれの事情もあるのでしょうが、一度家族になった以上、最後まで責任をもって飼い続ける。
偉そうなことを言える立場ではありませんが、そう思って頂けるの方のもとでペットは暮らして欲しいと思っています。


こんな様々な思いがあって、書き続けたこと、ご理解頂けると幸いです。
また、ブログをFBにもリンクさせて頂いておりましたが、たくさんの方から励ましやエールの言葉を頂戴しましたこと、本当に感謝しております。

家と病院だけの狭い世界での生活で、悩むこともたくさんあった1ヶ月半、皆さんの言葉が大きな励みになっていました。
そして、自分が思っていたほど、大きく体調を崩すことなく生活出来ています。

皆さんのエールがリロにも届いていると私は信じています。
そして今もきっとリロは喜んでいると思います。
私自身は闘病中のリロからたくさんの事を学びました。


現在は、生活を普通に戻しながら、少し崩してしまった体調のメンテナンスを行っています。
気持ちと身体両方の環境が整いましたら、また制作活動も再開したいと思っております。皆様には私事でご心配をかけ、制作も中断したままになり、申し訳なく思っておりますが、どうしても、リロと一緒に病と向き合いたかった。その思いを優先させて頂きました。

大変長くなりましたが、リロの闘病記のあとがきとさせて頂きます。

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