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2013年1月25日 (金)

覚悟の決断 (悪性リンパ腫)

まさかのインフルエンザA型発症してまる1週間。
症状はぴったりとまり、完治致しました。

それに引き換えるかのように、だんだん食が細くなり、水も飲まなくなった、我が家の長女猫リロ。

もともとふとっちょだった体格が背骨の骨もくっきり見え始め、顔つき変わりしかめっ面に。
様子がおかしいと一昨日、かかかりつけの獣医さんのところへ連れて行きました。

血液検査と尿検査、エコーと触診で見る限り、お腹の中に人間の握りこぶしほどの大きな塊。その塊を渦巻くようにガスが充満。
細胞診をしようと患部に針をさしても取れるのは大量の血だけ。

42度の高熱
食欲なし
水も飲まない
お腹に大きな影
血液検査でも腫瘍などが出来たときに出る数値。

最初の見立てでは、アメリカンショートヘアに多い、リンパ腫と診断されました。

数か月前の診察から2キロ以上落ちてしまったリロ。
自力で食べることをやめてしまった猫の場合、放っておけば、数週間も命は持たない。
もし、お腹の中で腸閉塞をおこし、腹膜炎を併発すれば数日の命と突然の余命宣告を受けてしまったのです。


青天の霹靂。
まさかこんなにひどいことになっているとは家族誰一人思っておらず、動揺と後悔の念が溢れました。

先生の話を聞くと、リンパ腫であった場合、開腹手術をして患部が取り切れたとしても2ヶ月ほどの命。
ただ、もう少し生き延びる場合もあるので、やってみる価値がないわけではない。でもそのあと抗がん剤治療は続き、リロの嫌いな病院通いまたは入院生活は続く。

このまま家族のもとで命が尽きるのを見守るか、手術をするかの選択を早急にしなければなりませんでした。

私たち家族がその時選んだのは、家族のもとで見守り、出来るだけ痛みや苦痛軽減させさながら最期を看取ること。
手術をしても数か月も生きられないのであれば、リロにとっての肉体的負担ばかりが多く、つらい思いをさせると思ったからです。

その日、エコーの為に行った麻酔が覚めても、25時間以上眠ることさえできなかったリロの姿を見ていると、より、病院での大きな治療は避けたいと思う気持ちが強くなりました。

しかし、麻酔が覚め、浅いながらも眠りにつくことが出来て以来、リロの様子が一変。
家族にまとわりつくようにすり寄り、家族が食事をしていると自分も食べたいと意思表示をします。

でも実際はほとんど食べ物がのどを通っていくことはありません。
水も自力では飲めなくなり、脱脂綿に含ませた水を口の脇から垂らし、ほんの少し水分を含ませるくらいです。
それでも、家族に寄り添い、喉を鳴らし、もう少し一緒にいたい、助けて欲しいといわんばかりに甘え訴えかけてくる表情を見ていると、なんとも複雑な気持ちに駆られました。


この子はこの家族の中で生きたいと願っている。それを家族に求めている。


そして今日(厳密には昨日)母と私でリロの様子を先生に話にいきました。

すると、先生も一昨日の診断後、相当悩んだ様子で過去の文献やほかの獣医師に相談をしたり調べたことを告げ、かなり慎重に言葉を選びながら、私たちに新しい説明をしてくれました。

アメリカンショートヘアの場合、腹部リンパ腫という疾患が非常に多いことで、最初の見立てをしたけれど、エコーに写る怪しい大きな物体と諸々の数値を見ると、もしかしたら、リンパ腫という癌ではなく、なにかしらの組織が塊になって腸を圧迫し、炎症をおこしていることもあり得ると。

もしリンパ腫でなく、それが違う物体の塊であればそれを取り除き、閉塞しかかっている腸を繋ぐことで、リロの命はもっと長く続くことも考えられる。

でも、今の段階では、とにかくお腹の中を開けてみないとその物体がなんなのか、どれくらい炎症をおこし、内臓に入り組んでしまっているかはわからない。

ご家族の意向もあるので一概に勧めることはできないけれど、手術をしてみる価値が出てきたことは間違いありません。と仰いました。

そして、一昨日から比べてたった2日で800gも体重が減ってしまったリロを見て、リンパ腫であっても、そうでなくても、このままの状態が続けばもう長くない。とはっきり告げられてきました。


もし開腹手術をして、手の施しようがない状態で縫合してもリロが苦しむだけになりそうであれば、麻酔から目が覚めぬ前(リロが苦しむ前)に安楽死の選択もできますし、

仮に手術は成功しても、予後の状態が悪く、このままでは長くないと判断した時はかならず息を引き取る前にご家族のもとにリロちゃんをお返ししてご家族が見守る中で最期を迎えてもらうように、病院の片隅でさびしく息を引き取るようなことは決してさせませんから。

と力強く話してくださった先生の言葉に、私と母の気持ちは大きく傾きました。


リロの家族と一緒に生きたいとも思えるような仕草と先生の真剣な説明を聞いて、このままただ何の治療もせず、衰弱していくリロをみているのは、手術をしてつらそうな姿をみたくない人間のエゴかもしれない。

可能性があるのなら、最後まで治療してやることが家族としての責任ではないか。

そう考えが変わり、手術を受けさせることにきまりました。

もう大学病院に回して検査を受けて、日程を組むほど、リロの体力に余裕はありません。

なので、主治医の先生に執刀していただくことに決め、運命とリロの生命力にかけることにしました。

手術日は今日の13時。

手術が終わったら、そのまま家に帰ってくることになっています。
今もですが、私が夜中の当番、母が昼間の当番で24時間体制でリロを見守ることにしました。

もし万が一、そのままリロが帰らぬ状態になったとしてもそれは運命だったんだと覚悟もきまりました。

それでも、元気になって帰ってきてほしい。想いは募ります。
少しでも私たち家族を笑顔にさせてくれる存在でいて欲しい。
手術が成功することだけを祈って今日は過ごします。

猫好きの方がいらしたら、どうか、元気に戻ってくることを一緒に祈って下さい。
お願いいたします。

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