« 小さな命との出逢い 最終章 | トップページ | ありがとうございました。 »

2010年1月30日 (土)

猫社会のジェントルマン

メジロのピーちゃんを保護した日、もうひとつ私にとって衝撃的な事件があった。それは毎日我が家に顔を出し、父が作ったハウスで寝泊まりしているノンちゃんが、いつものように餌を貰いにきた時の事。

毎回くる度に体をすり寄せ甘えてからご飯を食べるノンちゃん。体を撫でていると右肩にてんとう虫のような突起物があった。

嫌な予感。このさわり心地。間違いなくマダニだ〜!

以前タムの耳に張り付くように沢山血を吸って丸々太ったマダニが住み着いていた事を思い出した。

ノンちゃん、待っててね。と声を掛け、私は手袋をし(マダニの体液は人間に有毒な成分がある)、ティッシュ片手にノンちゃんの身体を押さえた。マダニを潰さないように皮膚の根元からゆっくり優しくつまみ、引き上げると周りの毛と一緒にマダニがスポッと抜けた。

吸われた部分は1、5センチ位、皮膚がえぐられ中の脂肪組織までガッツリ見えている。周りの毛部分を合わせると直径3センチ位陥没。あ〜痛々しい。こんなに大きくなるまで全く気が付かなかったとは…(泣)

逃げられないうちに、素早くリロ用に買ってあったフロントラインを背中につけ、傷口をエタノールで消毒し、犬猫用の化膿止めの塗り薬を綿棒ですりこんだ。ふー。処置完了。

家猫のリロは抱っこされるだけで逃げるし、タムですら薬をつけるときは顔をしかめる。なので何か処置をする時は必ず二人がかり。
なのにノンちゃんは抵抗することなく、おとなしく私に身を委ねている。
半野良なのに、何故こんなに私に対して安心しきっているのだろう…正直驚きが隠せなかった。
そうは言っても、普通なら嫌がる傷口の手当て。フロントラインも猫にとってはかなり刺激が強いので暫く顔は出さないだろうと思っていた。

しかし、数時間もしないうちにまたやって来た。
しかも傷口に手をやると、自ら身体を横に倒し、まるで「宜しくお願いします」と言っているかのよう。
薬を取りに行っている間もそのままの姿勢で待っている。

こんな野良猫、私は見た事がない。

しかもいつも連れてくる二匹の家族猫達にもとても優しいノンちゃん。

Nonfamily
私が餌を出すと、喉を鳴らし二匹を呼ぶ。
先に少しだけノンちゃんが味見をすると周囲を見張りながら他の二匹に餌をたらふく食べさせる。そして残った餌をノンちゃんが食べる。
水をあげた時も毒味はノンちゃん。その後に二匹が続いて飲む。

お腹がいっぱいになったら三匹で喉を鳴らしながらじゃれ合い毛繕いをしノンちゃんが私に挨拶をしにくる。そこで少し撫でてやると嬉しそうに喉をならし、また三匹で遊びに出かける。眠るときも三匹身を寄せ合って同じハウスで寝ている。

今まで十数匹猫を飼った事がある母ですら、こんなに優しい猫を見たことがない。と感激していた。
しかも人懐っこく、愛嬌があって礼儀正しい。

猫社会のジェントルマン。

とても良い子だからこそ、早く傷口が良くなって欲しい。今朝も元気に餌を食べ、傷口を消毒しにきた。大丈夫少し時間はかかるけどきっと治るよ、ノンちゃん。
それにしても弱った動物に遭遇することが多かった日。私は動物に心を見抜かれているのだろうか(笑)

« 小さな命との出逢い 最終章 | トップページ | ありがとうございました。 »

動物の事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/518521/47422789

この記事へのトラックバック一覧です: 猫社会のジェントルマン:

« 小さな命との出逢い 最終章 | トップページ | ありがとうございました。 »

無料ブログはココログ

Pietra pietra

ギャラリー秀マルシェ

  • ギャラリー秀マルシェ
    たまプラーザと鷺沼の間にあるギャラリー秀にて行う月に1度のマルシェの情報を発信しています。
2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31