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2010年1月29日 (金)

小さな命との出逢い 最終章

翌日朝早く起きた母は、「二階の部屋から小鳥がさえずる声が聞こえた。」と私を起こした。

急いで部屋に行き、「ピーちゃん開けるね」と声を掛け、ケージに掛けてある布を捲った。
するとピーちゃんは元気そうに目をパチクリさせている。入れてあった輪切りのみかんも練り餌もくちばしでつついた跡が沢山ついていた^^

朝9時になると同時に環境局に電話をしてみた。
経緯を話し、担当に電話を回して貰った。

私は内心、表向きは野生鳥獣を保護→リハビリ→自然へと返す機関と書いてありながらも、鳥の種類によっては対応が雑だったり事務的に済まされてしまうのだろうと思っていた。もし、ピーちゃんにとって嫌な対応をされそうだったら民間の病院に連れていき、自然に返せるまでは私が面倒見ようと覚悟も決めていた。

しかし、予想に反しとても丁寧な対応をしてくれたのだ。
「…保護してくださってありがとうございます。直ちに地域の保護委員の者を向かわせますのでご住所と連絡先をお願いします。今の時間ですと30分以内には伺えます」

その電話を切って間も無く、町田担当の保護委員の方から連絡が入り、すぐに車でピーちゃんを迎えに来てくれた。

状態を見て貰ってから、逃げ出さないよう家の中でピーちゃんを引き渡し。
例によってまたピーちゃんはカゴを飛び出し逃げ回る。保護委員の方が素早く捕まえ一件落着。

「この子は元気そうなので羽が治れば自然に返せます。少し私が様子を見て、病院に連れて行きますのでご安心下さい。よくここまでの処置の仕方がわかりましたね。みかんは栄養もあって好物なので、メジロにとっては一番いいのです。本当にありがとうございます。」
と頭を下げてくださった。保護委員とは地域のボランティアの方だった。だからこんなに素早く対応してくれるのか…。と私はとても感動した。

こうやって小さな命を助ける活動をちゃんとしているのだ。

迷い犬や捨て犬が保健所に連れて行かれ殺処分されていく光景を何度もテレビで見ては胸が締め付けられいた。仕方ない方策とはわかっていても行政に預ければ、生き物にとって残酷な悲しい結末が待っていると思い込んでしまっていたのかもしれない。日本もまだまだ捨てたものではない!

ピーちゃんとさよならした後、ジーンと込み上げてくるものがあった。

それにしても私はいつの間にやら弱っている動物を見過ごせない人になってしまったようだ。
これは完全に母親似。ケンカに弱い野良猫を何度も助け、病院に連れていき最後まで看取った事、数回。その度に泣き明かす母を見て、「そんなに辛いなら助けなきゃ良いのに」と思うこともあった。(私も一緒に泣き明かしていたくせに)でも今は母の気持ちがとてもよく理解できる。

たった1日足らずの短い触れあいだったけど、私はピーちゃんとの事を一生忘れないと思う。元気になって空を羽ばたいてくれる事を信じているよ、ピーちゃん。またいつか逢えるかな(笑)

まだ何となく右手の人差し指にピーちゃんの感触が残っている。

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